デジタルマーケティング

デジタルマーケティングの概念・定義についてですが、提唱する人や団体が何を重視するかの視点の違いから、少々違っています。様々な角度からピックアップしたものを取り上げます。

デジタルマーケティングとは?

・マーケティングとは「消費者がサービスや商品を購入に至るまでに、企業が行う取り組み」のことで、この活動に「データ」を掛け合わせるマーケティングが、デジタルマーケティングです。

・デジタルデバイス、デジタルメディア、デジタルテクノロジー、これらとデジタルデータを掛け合わせ、フル活用したマーケティング。

・顧客満足度を上げデジタル技術を活用して、売れる仕組みをつくる、アプリや任意のポイントカード(クレジットカード)での購買履歴、ECサイト、Webサイトの行動履歴といったデータを蓄積し、活用するマーケティングの質を高める。

・デジタル上(Web,EC,アプリ)での行動履歴で入手したデジタルデータ「プラス」、店舗/イベント/メッセといった、リアルで入手したデータを掛け合わせたマーケティング。

Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部

デジタルマーケティングとWebマーケティングの関係は、以下の図のようになり、Webマーケティングはデジタルマーケティングに内包されています。

デジタルマーケティングとインバウンドマーケティング

【インバウンドマーケティング】
まさに、「Pull(プル)型」マーケティング。SNS、YouTube、コンテンツ、eBook、ブログで客を引き付けるデジタルマーケティング
→「プル型」と「プッシュ型」を使い分けるインバウンドマーケティングは、デジタルマーケティングの一部

■ デジタルマーケティングの特徴
・複数のチャネル ― オムニチャネル、連動させる
(顧客/シチュエーションに合ったメディアとチャネル)
・データドリブン

【オムニチャネル】
例えば、ECサイトのお客様と企業の接点&Web(チャネル)と、リアルな店舗を分け隔てることなく、シームレスにする。データに基づいての消費者へのアプローチです。効果測定できる環境と、適切なKPIが必要です。

■ デジタルマーケティングの目的
デジタルマーケティングの目的は、パーソナライズマーケティング(One to One)

マーケティングサービスの提供

複数チャネルをミックスしたマーケティングの成功のカギは、実行前の適切な戦略です。成功率を高めるための明確なプロセスがあります。

【あなたが知る必要があるのは?】

1.どのチャネルを顧客が好んでいるか?
2.彼らのニーズは何か? 彼らが解決したい問題は何か?
3.顧客はだれか? 組織内での役割は何か?
4.顧客が購入を考える動機は何か?
5.顧客をセグメント化するためにどんなデータがあるか?

【顧客を知る方法は】

顧客はサイトを訪問した際に、様々な行動をとります。その行動をウォッチング/モニターすることで、訪問した顧客についての多くの情報が取得できます。

<取得情報例>
顧客が訪問したページ、また訪問したページにどのくらい滞在したのか?
ブログページ?  製品(サービス)ページ? デモページ?
プライスリスト?・・・

プライスリストやデモページを訪問し、ある程度の時間滞在した顧客は、強い購買傾向を反映している、「価値が高い」顧客と言えます。
ブログページを訪問した顧客は製品(サービス)の知識を広げ、ブログに投稿した内容に興味があるとみて良いと思います。インバウンドマーケティングを担当している部署と、情報を共有してください。

次回は、「カスタマージャーニー」を特集します。