• 市場の要求と自社の特性を正しく認識し、顧客ニーズと自社の得意分野をマッチさせることによって売上に直結するアプリケーションを見つけ出す
  • 見つけ出したアプリケーションを新規事業としてビジネス化するための具体的な事業プランを立てる

1.対象マーケットを理解し、自社の強みを活かすアプリケーションを発見する

マーケティング環境分析によって自社の市場について理解する
印刷市場構造の変化(IT環境、印刷物発注の流れの変化など)
競合分析(業界内での直接的競合、異業種との間接的競合)
顧客ニーズ分析
顧客ニーズに対応するための課題(技術、認知度等)
市場における自社のビジネスチャンスを発見する
市場での自社のポジショニングをSWOT解析によって理解する
自社の強みと弱み、市場環境の変化の影響を視覚化し、理解する
自社のマーケットにあったアプリケーション(印刷物の種類/用途)を見つける
マーケティングブリック解析によってアプリケーションを分析する
業界、業種、印刷物のアプリケーションをマトリックス化し、対象とする市場特性、および自社の特徴に合った、ビジネス上有利なアプリケーションを発見する
アプリケーション(印刷物の種類/用途)に優先順位を付ける
最大の効果をあげるため、絞り込んだアプリケーションの中で優先順位を付ける
選択基準例:市場の大きさ、利幅、参入容易性、販売サイクルなど

2.実際にマーケティングプランを作成する

具体的な目標を設定する
業種、企業内部門別にオンデマンド印刷に適したプロスペクト(見込客)を分析する
量、価値、シェア、成長率、費用対予算、利益等、数値化が可能な目標を設定し方向付けを行う
目標を実現するための具体的なマーケティングプランを作成する
Price(価格)、Product(製品)、Promotion(プロモーション)、Place(流通)、さらにPeople(人材)を加えたマーケティングミックスによる包括的なプランを作成する
価格戦略:製品を価格と付加価値のセグメントに分けて分析し、顧客を惹きつける価格体系を設計する
製品差別化戦略:製品の機能、競合との優位性を明確にし、顧客が得られるベネフィット(利益)がわかりやすい製品/サービスを構築する
流通戦略:自社の営業マンの数、営業エリア、配送方法、顧客の拠点などを分析し、最適な販売チャネルを導き出す
プロモーション戦略:自社製品に対する顧客心理を5段階にセグメントし、それぞれの状態に最適な手段のプロモーション活動を決定する。また、顧客ニーズに合ったサービスを顧客の利益として再認識させる
人材戦略:求人活動、教育、目標管理、報奨制度などにより知識とスキル、モチベーションを高め戦力となる人材を育てる
マーケティングプランのプレゼンテーションを行う

3.バリアブル印刷の事例によるケーススタディ

オンデマンド印刷事例で最新のリアルビジネスを体験する
オンデマンド印刷のみが実現できるアプリケーション、バリアブル印刷の成功事例
1 to 1マーケティングに求められるCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)とは?
カーディーラーの顧客をターゲットにした場合、最も効果的なマーケティング手法とは?
現在、最も進んだ印刷手法とは?

4.個人面談

講座終了後に、ご希望により個人面談を行います。受講者の方が講座で学んだことをどのように自社のビジネスに活かせばよいのか、あるいは自社で抱える問題を講師に直接相談することができます。遠方の方はお電話で面談を行えます。(面談、電話面談共に時間は45分間です)

実践マーケティング全社集中コース

印刷サービスを提供する企業では、経営者様や営業担当者様がマーケティングを身に付けることは既に必須だと言えます。しかし会社全体を意識改革するにはそれだけでは十分ではありません。 さらに制作、IT、業務、管理部門の方々がマーケティングを身に付けることにより、会社全体が一丸となって新しい目標に突き進む原動力を生み出すことができるようになります。

全社集中コースでは、通常の講座と同様に社員の方々をチームに分け、2日間に渡る講義とグループワークによってマーケティング能力を養います。詳しくはお問合せください。

講師のプロフィール

木村信幸(きむらのぶゆき)

東京都出身。外資系石油元売、外資系総合広告代理店を経て東洋インキ製造株式会社に入社、デジタルプリント事業に携わる。平成11年に同社を退社、総合システム企業インテックのグループ企業、イーソリューションズのオンデマンド印刷プロジェクト・ゼネラルマネージャに就任、BPR、特にマーケティングを中心とした事業コンサルティングに関わる。

その後コンテンツデータベースなどを利用して企業向けにネット上でオンデマンド印刷サービスを提供するビジネスモデルを企画、インテック、丸紅、コクヨ、オリックス、デロイトコンサルティングから5億円の出資を受け、ネプリを設立、社長としてビジネスの立ち上げを指揮。

平成14年、同社を退職し、株式会社サブライムを設立、事業化の視点を持ったコンサルティング、企業の社員教育、ソリューションの提供と デジタルプリント事業に特化し活躍中